我が推し、BTSのユンギさんが読んだ本を読みました。
推しと同じ感覚になりたい、どんな感情でこの本を読んだだろう・・・と想像しながら読むのはヲタクならではですよね(笑)
でもこの一見不浄にも見える行動も、悪くないです。
だって、自分では手に取らない本を読めるから。
他人から、この本読みなさい、教養をつけなさいと言われてもテンション上がらないですもんね。
AgustDとしてのアルバム「D-DAY」やワールドツアーも控えているユンギさん。
ARMYは大忙し!!
時間はないけど、推しがどういう本を読んだのか気になる方向けに書いてみました。
もちろん全部読んだ方がいいですが、アミ活に忙しいARMYたちの時間の有効活用になれば幸いです。
今回は「アーモンド」という本を読みました。
この本は、インザスープ season1にて読まれた本です。
ナムジュンが読んでいた本を、ユンギも借りて読んでいました。
あの水辺の読書姿・・・なんとも素敵。
しかも線を引きながら読んでましたよね。
なおさら知的・・・。はぁぁ好き。。
と、とにかくユンギさんにフォーカスしがちですが、本です、本!
(すぐに脱線します)
さくっとあらすじ
まず、アーモンドというのは脳の中の偏桃体のことです。
それが小さいので、感情表現が極端に乏しいのが主人公。
この主人公が、色々な経験をしたり(させられたり)する中で成長していく物語です。
文章ピックアップ
ネタバレありですので、まっさらな状態で読みたい方は読まないことをお勧めします。
いくつか気に入った文章を載せてみます。
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「本は空間だらけだ」
主人公は感情表現が苦手です。
人間相手より本相手の方が楽なんですよね。
しかも、映像より自分のペースで自分の思った分だけ読めるのが本。
空間が多いというのは、想像を膨らませる余地がとても多いということ。
私達もよく、あの歌詞はこうじゃないか、、もしかしてあーじゃないかと想像力を膨らませますよね。
バンタンが説明してくれるときもあるし、ファンのみなさんに委ねますみたいなのもあったり。
委ねてくれるときは、音楽の空間を自分のペースで愉しんでねっていうことなのかなと思いましたね。
まぁ考察班の方々にはお世話になりっぱなしですが、この本を読んでからは、一回自分で考えてみようと思いました。
考えるというより、感じてみようという方がいいかもしれません。
言葉にできない感覚は自分だけのもの。
心の中のきゅーーっとした瞬間、鳥肌が立った瞬間、そういうものを大切にしたいかな。
人の感想を読んで自分も同じだ!と感じる前に、一度ナチュラルな自分の感情を愉しむクセをつけたいものです。
・・・と、印象的な一文だけですぐ脱線。
というか、これでいいんですよね。
だってこの空白をどう使うか決めるのは私だから。
私というフィルターを通してこの本を読むとこうなりますってことで(笑)
「実際は本人しか分からない」
本当にこれに尽きるけれど忘れがちなこと。
主人公はアーモンド(偏桃体)が小さくて辛い悲しいという感情はなく、自分はとくに気にしていないし、何が楽しくて何が怖いのかよく分からない。
放っておいてくれ、というスタンスです。
でも他人は主人公を哀れんだり、怖がったり、クズ呼ばわり。
幸せになってほしいからと母親からは「共感能力」を文字で叩きこまれ、この時はこう感じるのが「正解」と教育されるっていう…
文字で書くと、なんだかおかしいことに気づくけど、自分ゴトだったら気づかないかもしれません。
例えば、好きな人を追いかけている時、無性にその人の一挙手一投足に何か意味があるのでは?!!という感情に陥りますよね。
けど、他人がどれだけ想像したってそんなの本人しか分からない。
ユンギさんもAgustDでナムジュンとのコラボ曲「Strenge」で伝えています。
「世の中おかしくないか、正解なんて誰も知らない。正解はない、それが正解。」と。
いやほんと、昔の自分に言い聞かせたい。
過去に、日本人の推しのことを完全に妄想の中で動かしていたことがあって…
この人はこういう性格だから「絶対」この時はこうする、今の言動からして「絶対」悲しいし絶望してんじゃないかな…とか。
それで、自分でも辛くなって、勝手にその推しの人格を決めつけちゃって、勝手に離れちゃった。。
もうほんと勝手だよねって話です。
よくバンタンが「僕らはARMYが作ってくれた」とか「ARMYがいなかったらただの人だ」みたいに伝えてくれますよね。
それは本当に尊くて、自分たちの生活を変えてくれた彼らへの純粋な尊敬や感謝があって応援しているわけで、無理やり作り上げたわけではないですよね。
本当に感謝してます。大好きです。
しかし少しネガティブになると、あの行動は○○っぽくない。
あの一言は裏があって、におわせなのでは?!
姿を見せないのは不安…なんて思いがちです。
彼らにもファンには見えない生活があるわけだし、
見たまんまの意図もない行動だってあるわけで。
なので私は、好きだけど一挙手一投足で心をアップダウンさせるのをやめました。
(正確にはそうしたいという願望の方が強いですが…)
素敵な写真に対しては、素敵だな。
素敵な言葉に対しては、ありがとう。
素敵な行動に対しては、尊敬を。
彼らの行動に対してはシンプルに受け止めて、そしてそれについての感情を自分の言葉で伝えられたら一番素敵だなと思う今日この頃。
「人生は、そのときそのとき、色んな味を味わわせてくれながら、ただ流れていく。」
感情に少し興味が出てきた主人公が人生について考える一文です。
自分に沸き起こった感情に意味づけをして、人生を受け入れていきます。
これも、そのとおりなんですが、どうしても現実を受け入れられなかったりしますよね。
今書いているこの瞬間、イルコン落選してタイのチケッティングにも破れている私。
はい、今は結構辛くて苦い味がします。
けどそうやって流れていくんです。それだけなんです。。
ユンギさんも「People」で伝えてくれていました。
「時には傷ついて苦しくてもいいじゃないか。水のように流れていく、その果てに何かあるかもしれない。」
この辛さの果てには何があるのでしょう。
念願叶ってユンギさんとのヨントンでしょうか。(欲張りすぎ)
座右の銘はない、その時々を生きるとYTCのインタビューでも話ていましたよね。
辛いことがあった時、思い出そう、、うん。(まさに今)
私のフィルターほんとに偏っててすみません。
「僕はぶつかってみることにした。これまでもそうだったように、人生が僕に向かってくる分だけ。そして僕が感じることのできる、ちょうどその分だけ。」
小さな偏桃体で受け止められる感情は多くはないことが分かっている主人公。
感情を無視するのではなくて、ぶつかっていこうと決心するんですね。
感じることのできる、ちょうどその分だけ。
思ったより高い地位まで来てしまって泣いた。という数年前のユンギさん。
色々なプレッシャーや注目が「ちょうどその分」を超えてしまったのかもしれないと思いました。
今はあの時よりも「ちょうどその分」のキャパシティも大きくなっているのかな。
まとめ
以上、ユンギペンが「アーモンド」を読んでみた感想でした。
視点が偏りまくりですが、もし参考になれば幸いです。
ユンギさんの頭の中を覗けるわけではないですが、読んでみると推し活を超えて、人生の肥やしにもなります。
親視点でも為になる本です。
図書館にもありますし、フリマサイトでも売っています。
ぜひ自分の本棚の一員にして、バンタンメンバーのように線を引きながら読んでみてはいかがでしょうか。